2015年11月23日～27日（11月4週目）

シアトルのウエストレイク・パークでは27日（金）にクリスマスツリー点灯式が予定されているが、人種差別に対するBlack Lives Matter運動の抗議者らは、イベント会場でデモ活動を行うと24日（火）に発表した。シアトル警察は既にイベント主催者らと何度もミーティングを重ね、破壊的な抗議運動に発展することも想定しつつ、一般市民の安全を第一に考えて警備の準備を進めている。抗議デモ参加者は300～500人になると予想されており、また同日、ブラック・フライデーの買い物などで約1万5千人がダウンタウンを訪れると見られている。昨年のクリスマスツリー点灯式では、激しいデモ活動が行われて抗議者5人が逮捕。警察の要請により、ウエストレイクセンターは予定より数時間早い午後6時前に営業を終了した。Seattle Timesの関連記事はこちら

アメリカ国務省は23日（月）、感謝祭を前にテロリストの脅威が高まっているとして、全世界を対象とした渡航に関する注意喚起を米国民へ発令した。同省によると、国際テロ組織のアルカイダや過激派組織のイスラム国、ボコ・ハラムといったグループが複数の地域で攻撃を計画している恐れがある。また、パリやマリなどで起きたテロに刺激を受けた個人による攻撃にも警戒するよう呼びかけている。公的、民間施設の両方が標的となりえ、さまざまな形の攻撃が発生する可能性があるとし、公共の場や交通機関利用時、特にホリデーの間は注意を払い、混雑している場所を避けるよう勧告している。King5の関連記事はこちら

シアトルのキャピトル・ヒルで22日（日）午前1時頃、5人が負傷する発砲事件が発生した。事件現場はBroadwayとE. Pike St. にあるスーパーマーケットQFC付近。目撃者によると、数人が路上で口論しているのが聞こえた後、銀色の乗用車から複数回発砲があり、車はそのまま逃走した。4人が銃弾を受け、１人が発砲により割れたQFCの窓ガラスの破片で負傷。全員が病院へ搬送されたが、命に別条はない。23日朝の時点で容疑者の身柄は確保されておらず、警察は捜査を続けている。King5の関連記事はこちら