シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2019年5月6日~5月10日(5月2週目)

ワシントン州議会で承認された法案HB-1599がインスリー知事の署名を得て7日(火)に成立し、これまで高校卒業に州が実施する英語、数学、科学のテストへの合格が必須だったが、その必要がなくなった。今後高校を卒業するための方法として、大学レベルの英語、数学、科学のコースに合格、大学や職業訓練プログラムの入学許可、高等教育への奨学金獲得、APテストの結果などの複数の新しい選択肢が設けられる。また同法律の施行後もこれまで同様、州が実施するテストでの合格でも高校卒業が認められる。どの方法を採用するかは学校区の裁量による。この他にもHB-1599には、州内の全高校生に対して数学、英語、科学のアドバンス・コース登録への障壁を低くするための方針が含まれている。KING5の関連記事はこちら


今年埋められるスペースニードルのタイムカプセルが公開される

5/9/2019 ・KING5

43年後に開けられる新しいスペースニードルのタイムカプセルと、中に入れられる品物5点が9日(木)朝に公開された。カプセルに納められるのは2019年の生活を表したものや将来を予測するもので、その一部として選ばれた5点は今年のフォーエバー切手、アマゾン・ドット・コムの株券、シアトル出身のロックバンドであるパールジャムのメッセージとサイン入りポスター、元シーホークス選手であるウォルター・ジョーンズ氏のサイン入りミニ・ヘルメットとスーパーボウルの予想、お菓子のTwinkie。またスペースニードルは9月までオンラインで一般向けコンテストを開催し、個人的な品物をカプセルに入れることができる5人を選ぶ。タイムカプセルは重さ160パウンド以上、高さが42インチ。10月21日(月)に埋められ、再び開けられるのはスペースニードル100周年の2062年4月21日の予定。KING5の関連記事はこちら


シアトルの敬老ノースウェストが財政難により閉鎖へ

5/9/2019 ・KING5

シアトルにある日系ナーシング・ホームの敬老ノースウェストが財政難のため、閉鎖されることが明らかになった。施設に居住するおよそ115人は今年末までに別の施設などへの移転を余儀なくされ、また職員260人が影響を受ける。同非営利団体が提供する成人向け教育の日系ホライゾン、在宅介護サービス、送迎バスやケータリング・サービスも年末までに終了する。敬老ノースウェストによると経済不況があった2008年以降、連邦政府の医療制度改革やシアトルの最低賃金値上げなどの影響による減収から回復できず、推定で毎月30万ドルの損失がある。団体代表のモリグチ・トミオ氏はサービス提供を続けるためあらゆる手を尽くしたが、財政的に敬老ノースウェストを存続さることが困難となったと話している。同ナーシング・ホームは日系コミュニティーのリーダーが個人の住宅を担保に資金を調達し41年前に設立されている。KING5の関連記事はこちら


インスリー知事、夏時間の通年化法案に署名へ

5/8/2019 ・KING5

ワシントン州議会で承認されたデイライト・セービング・タイム(夏時間)を通年化する法案に対し、8日(水)にインスリー知事が署名するとみられるとニュースメディアが報じている。連邦法では州がデイライト・セービング・タイム導入を選択しないことを許可しているが、その通年化は許可していない。そのため州法として成立した場合、現時点ではこれを実施するには連邦議会による承認が必要となる。アメリカ国内の多くの州で同様の動きが広まっており、フロリダ州では昨年、ワシントン州と同様の法案が承認され、またカリフォルニア州で昨秋に行われた住民投票では、デイライト・セービング・タイム通年化のイニシアチブへの賛成票が反対を上回った。さらに連邦議会でも今年3月、フロリダ州選出のマルコ・ルビオ議員らが全州におけるデイライト・セービング・タイム通年化の法案を議会へ提出。しかしこの法案については、まだ審議されていない。KING5の関連記事はこちら


今週、シアトルの最高気温が今年初めて華氏80度超えの予報

5/6/2019 ・KING5

天気予報によると今週ワシントン州西部では気温が上昇し、シアトルでは週末までに今年初めて華氏80度に到達するとみられている。9日(木)と10日(金)には州西部のいくつかの地域で80度を超える可能性があるが、11日(土)の遅くには、海から陸へ向かう風が発生するため気温が下がる。シアトルにおける5月の平均最高気温はおよそ65度だが、過去7年間に4月または3月に少なくとも1日、80度以上を記録している。KING5の関連記事はこちら


Bigg’s orca 50頭以上がセイリッシュ海で確認される

5/6/2019 ・KING5

先週3日(金)にセイリッシュ海で、Pacific Whale Watch Association(PWWA)が哺乳類を餌とする移動型オルカ 「Bigg’s」を3グループ、合計50頭以上を確認した。サンファン諸島周辺では2歳以下とみられるの若いオルカ数頭を含む5家族が発見されている。絶滅危惧種とされているセイリッシュ海の南部定住型オルカは鮭を餌としており、今回確認されたオルカとは別の種類となる。KING5の関連記事はこちら