シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2020年6月8日~6月12日(6月2週目)

シアトル周辺の公共交通機関であるキング郡メトロは11日(木)、9月からの運行サービス削減を発表した。キング郡メトロによると、COVID-19流行の影響で収益が減少したため。9月の運行はCOVID-19流行前の約85パーセントの割合で行われる。利用が多い路線の運行維持など、主に全日運行している路線に集中し、需要の戻りに合わせて減便していたピーク時間のサービスも戻していくと話している。一方、夕方、夜、また週末の運行は大幅に削減する。また22日(月)からは停止していた幾つかのサービスを再開し、規制の解除も行うと述べている。KIRO7の関連記事はこちら


ワシントン州の教育長、秋からのK-12の対面授業再開を期待

6/12/2020 ・KIRO7

ワシントン州公教育のクリス・レイクダル教育長は、新型コロナウイルスの影響が続く中、今年秋から始まる新学年度について、学校(K-12)の対面授業再開に関する初めてのガイダンスを発表した。教育長は秋からの対面授業再開は自分の期待であると述べている。ガイドラインには、学校区に対して対面授業と遠隔教育の迅速な移行のための計画の確立、校内において全生徒、職員、学校でのボランティア、訪問者へのフェイスカバリング着用義務付けなど、多数の項目が含まれている。レイクダル教育長は保健局のガイドラインを遵守するため、学校によっては対面とオンラインのハイブリッドで授業を再開する場合もあり得ると話している。今年3月13日(金)、ワシントン州のインスリー知事は新型コロナウイルス流行のため学校の閉鎖を発表。今学年度末まで州内全てのK-12では、学校での授業は行われない。KIRO7の関連記事はこちら


キャピトル・ヒルの警察署周辺を抗議者が封鎖

6/11/2020 ・KIRO7

シアトルのキャピトル・ヒルにあるシアトル警察東管区警察署周辺の約6ブロックでは道路が封鎖され、黒人に対する警察の暴力に反対する抗議者が集まっている。抗議者はこのエリアをCapitol Hill Autonomous Zone(CHAZ)と呼び、警察署の表にある「Seattle Police Department」の看板の文字を「Seattle People Department」に書き換えた。抗議者の平和的デモ活動をサポートする目的で、警察が設置した東管区警察署周辺のバリケードが8日(月)に撤去された後、建物の窓などに板が貼られ、現在建物内には誰もいない状態。シアトル警察は抗議者と事態の改善に向けて話し合いの場を持てるよう動き始めたと話している。このエリア内のいくつかのビジネスは、抗議者に食べ物やマスクなどを無料で配布し、またトイレの使用や電子機器の充電などを抗議者に提供する店舗も見られる。一方、付近の何人かの住民は、居住する建物にアクセスしにくくなり、ストレスを感じていると話している。シアトル警察のアシスタント・チーフであるディアナ・ノレッタ氏は、警察では、抗議者が設置したバリケードで身分証明書提示が確認されるという報告を受けており、法的権限がない者に身分証明書提示を求められた場合は911通報するよう話している。またCHAZ内でのビジネスを行うのに料金を払うよう求められたという話も間接的に聞いており、恐喝罪にあたるため警察へ緊急通報するよう呼びかけている。KIRO7の関連記事はこちら


メジャーリーグ・サッカーが7月にリーグ再開を発表

6/10/2020 ・KING5

メジャーリーグ・サッカー(MLS)は10日(水)、来月7月に2020年シーズンを再開する計画を発表した。MLSはそれぞれのチームが今シーズン2試合行った後の3月12日(木)より、アメリカ国内での新型コロナウイルス流行を理由に試合開催を中断していた。MLSによると、シアトル・サウンダーズを含むリーグ所属の全26球団が7月8日(水)にフロリダ州のウォルト・ディスニー・ワールドにあるスポーツ複合施設ESPN Wide World of Sportsにてトーナメントを再開する。決勝は8月11日(火)に行われる予定。試合開催期間中、選手は厳格な検査手順に従いリゾートに滞在する。KING5の関連記事はこちら


シアトル市庁舎内で抗議デモ参加者が市長の辞職を求める

6/10/2020 ・KING5

シアトルでは、ミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を膝で押さえつけられて死亡した事件をきっかけに、警察の暴力に対する抗議デモが連日行われているが、9日(火)夜にはキャピトル・ヒルからシアトル市庁舎までデモ行進が行われた。デモ参加者は午後9時頃に市庁舎に到着。数百人が建物に入り、ロビーでダーカン市長の辞職とシアトル警察の予算打ち切りを求めて抗議の言葉を連呼し、またスピーチを行った。この日の抗議デモを追っていたKING5のレポーターは、デモに参加していたシアトル市議会のサワント議員が市庁舎の入り口ドアを解錠し、抗議者を中に入れたと伝えている。KING5の関連記事はこちら


シアトル警察の東管区警察署付近のバリケードが撤去

6/9/2020 ・KING5

シアトル警察は8日(月)、封鎖していたキャピトル・ヒルの東管区警察署近くの道路を再開し、抗議者がデモ行進できるようにした。デモ隊を警察署に寄せ付けないよう設置されたバリケードの撤去が発表された後の同日午後5時半頃、デモ参加者自らがバリケードを動かしている。この日の抗議デモはほぼ平和的に行われた。同警察署周辺ではミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を膝で押さえつけられて死亡した事件に対する抗議デモが8日(月)までに連続11日間行われており、同署建物は破壊の標的として狙われたり、FBIに東管区に対する脅迫が届いたりしている。シアトルのベスト警察署長は、警官と抗議デモ参加者の安全のため、バリケードを撤去し道路の通行再開、周辺を警備する警官数の減員、警察署の窓に板を張るなどの変更や措置を発表している。KING5の関連記事はこちら


ワシントン州、8日より労働者のマスク着用を義務化

6/8/2020 ・KING5

ワシントン州では8日(月)より、州内の一部を除くすべての労働者に対しマスク・フェイスカバリング着用を義務付ける。インスリー知事の経済活動再開計画「Safe Start Washington」の一環としてマスク着用の義務化が実施されるが、他の人と接触することがない業務の従事者、顔の表情などを頼りとする聴覚障害者や、医療的な理由でマスク着用が難しい労働者などは対象外となる。事業主にはマスクなど必要となる物を提供しなければならない。またワシントン州の住民は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため公共の場においてフェイスカバリング着用が強く要請されており、買い物客などは、利用する店舗の指示に従うことが求められる。KING5の関連記事はこちら


シアトルで抗議デモ参加者が銃で撃たれる事件発生

6/8/2020 ・KING5

シアトルのキャピトル・ヒルで7日(日)午後8時半頃、抗議デモの群衆に男が車で侵入し、車に近づいた参加者の男性(27歳)に発砲して肩を負傷させる事件が発生した。現場は11th Ave. と Pine St.で、この男は逮捕されており、警察は現場から銃を押収している。被害者の男性は病院に搬送されたが、容態は安定している。ソーシャルメディアに投稿された動画では、男が車から降りた後、銃を振りかざしながらデモ隊の中に紛れ込んでいく様子が捉えられている。シアトルでは5月29日(金)から、ミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を膝で押さえつけられて死亡した事件に対する抗議デモが連日行われている。KING5の関連記事はこちら