ワシントン州上院議員、標準時を通年化する法案を提出
12/8/2023・KIRO7
ワシントン州上院議員の共和党マイク・パデン氏と民主党のマンカ・ディングラ氏が、ワシントン州で標準時を通年化する法案を4日（月）に提出した。法案では、デイライト・セービング・タイムのため1年に2回時間を変更することは、公衆衛生に悪影響を及ぼし、交通事故や犯罪を増加させ、また農業や経済成長にも影響が出ることが調査で明らかになっているとしている。また心臓発作のリスクの増加、労働災害の増加などの多くの健康被害が関係している研究結果も引用。もしこの法案が可決されれば、ワシントン州は2024年11月に標準時に戻った後、永久に標準時のままとなる。州は2019年にデイライト・セービング・タイムを通年化する法案を可決したが、連邦政府の承認待ちの状態。標準時を通年にする場合は連邦政府の承認は必要なく、すぐにでも発効できる。現在、通年で標準時を採用しているのは、アリゾナ州とハワイ州の2州だけ。KIRO7の関連記事はこちら
大気の川がワシントン州西部に数日間停滞、記録的な大雨に
12/7/2023・KING5
ワシントン州西部では、大雨をもたらす強い大気の川（Atmospheric River）が数日間停滞し、記録的な大雨となった。国立気象局によると、その間の降水量は内陸部の低地で2.5〜5.5インチ、オリンピック山脈とカスケード山脈では3〜7インチとなり、またダーリントンとゴールドバーの間の地域は8〜10インチの雨となった。シアトルは4日（月）と5日（火）の間に3.75インチの雨を記録。シータック空港の5日の雨量は2.39インチで、1970年に記録された1.67インチを上回った。 オリンピアでも1970年に記録された2.18インチを更新する2.96インチの雨が降った。シアトルでは12月に入ってから5日間の降水量が過去２番目の多さとなり、最近の天候は、先月11月に降った雨（5.78インチ）とほぼ同量の雨をもたらしている。KING5の関連記事はこちら
地滑りのため、アムトラックがシアトル-ポートランド間を運休
12/6/2023・KING5
アムトラック（全米鉄道旅客公社）は5日（火）朝、線路で地滑りが発生したためシアトル-ポートランド間の全便を運休にすると発表した。線路を所有するBNSF鉄道によると、地滑りはワシントン州バンクーバーの北約6マイルで発生し、5日午前8時30分頃に運行を止めている。貨物列車はこの地域の通行を再開したが、旅客列車は7日（木）午前8時30分まで運休しており、同区間では代替の交通手段を提供して対応している。また、ポートランド-ユージーン間およびシアトル-バンクーバー（ブリティッシュ・コロンビア州）間の列車は通常通り運行を実施している。今週、ワシントン州西部では大雨に見舞われており、6日（水）の夜まで、ほとんど地域に洪水注意報が発表されており、場所によっては地盤が緩んで地滑りが起こりやすい状況となっている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州西部の広い地域で洪水注意報を発表
12/4/2023・KING5
大雨をもたらすと予想される強い大気の川（Atmospheric River）のため、ワシントン州西部の広域において洪水注意報（Flood Watch）が4日（月）に発表された。4日朝の時点で、同注意報は6日（水）の夜遅くまで有効。国立気象局（NWS）は、4日から5日（火）にかけて大雨と雪となる標高の上昇が同時に起こることで、キング郡、ピアス郡、スノホミッシュ郡を含む多くの地域で急速に河川が増水する可能性があると警告しており、多くの河川では4日夜遅くから5日までに氾濫水位に達すると予想。オリンピック山脈では7〜10インチ、カスケード山脈では5〜9インチ、沿岸部では3〜5インチ、内陸低地では1.5〜3インチの降雨が予想されている。KING5の関連記事はこちら
アラスカ航空がハワイアン航空を約19億ドルで買収
12/4/2023・KING5
シアトルに拠点を置くアラスカ航空は3日（日）、ハワイアン航空を約19億ドルで買収することを発表した。この買収にはハワイアン航空の負債9億ドルも含まれており、1株あたり現金18ドル支払われ、総額は19億ドル。経営統合後の拠点はシアトル、代表はアラスカ航空のCEO、ベン・ミニクッチ氏が務める。また、引き続き航空連合のワンワード・アライアンスに加盟して、アメリカ大陸、アジア、オーストラリア、南太平洋の国外29都市への直行便を含む、138都市への接続を提供する。両社は、12カ月から18カ月で合併が完了すると見込んでいる。KING5の関連記事はこちら