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ボンゴレ・ロッソ

ボンゴレ・ロッソ

暖かくなるまで待ちきれなくてキャンプに行ってきました!
貧乏暇なしがキーワードのモーガン家、豪華なバケーションはまず夢のまた夢。一昨年の暮れ、中古で弁当箱みたいなテント・トレーラーを手に入れたので、キャンプに行くのが唯一の楽しみなのよ~。特に3連休は見逃しません! 今回も、お気に入りのBirch Bay State Park(シアトルから北へ2時間弱、Exit266サインあり)に2泊してきました。ここのいいところは、なんといっても遠浅の海岸で潮干狩りができること。「ここ掘れワンワン!」とばかりに小石混じりの浜を掘れば、バケツいっぱいアサリが採れます(要ライセンス)。

小雨混じりのあいにくの天候の中、目的地に着いた私達は、弁当箱のふたをパカッと開け、左右のベッドを引き出して、キッチンをセット、ドアを取り付けるとあっという間に簡易トレーラーのでき上がり。収納するとガレージに入るサイズのテント・トレーラーですが、中は意外に広く、ダイニング・テーブル、キッチン、冷蔵庫、トイレにヒーターを完備。冬場は水道が使えない(知らなかったよ~)というアクシデントはあったものの、セッティングを済ませ、海の様子を覗きに行くと、ちょうどいい具合に潮が引いているじゃない!? バケツとスコップ、熊手を持って、海岸を掘ること30分。山のようにアサリが採れました。ところがこの日は、夫が水道の水を入れたもんだから、アサリくん達はへそを曲げて、固く口を閉ざしたまま。後で慌てて塩を入れたけど、時すでに遅し。全然びくともしないアサリくん達に不安を感じ、結局捨てることに……。あ~もったいない。

次の日、干潮を見計らってまたまた潮干狩り。今度はちゃんと海水を入れ、暗くしてやって一晩おきましたよ。自宅に持ち帰り、しっかり砂を吐かせた大粒小粒のアサリで晩ご飯を作ったところ、あまりの美味しさに「ウマ~イ!!」の連発。バターとニンニクを熱したところにアサリを入れ、白ワインを加えて蒸し焼き。何も入れていないのに塩加減がちょうど良くて、なんともいえない旨みが……。思い出してもよだれがジュル~。小さい粒は味噌汁にして、残りをトマト・スパゲティにしたんだけれど、その美味しいこと、美味しいこと! キャンプ場だとBBQ用の火鉢で直火にかけ、しょう油をたらしただけでも美味しいよ~。次は手漕ぎボートを手に入れて、カニや鮭もとり、自給自足を目指したい(?)。

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ボンゴレ・ロッソのレシピ

■ 材料
  • スパゲティ8~10オンス(指示通りより少し固め・塩控えめにゆでる)
  • アサリ20~30個(砂を吐かせて、カラをこすり合わせるようにしてきれいに洗う)
  • トマト水煮 1缶(手でグチャグチャにつぶす)
  • オリーブ油 大2
  • ニンニク 2片(ガーリックプレスでつぶす)
  • 乾燥唐辛子 好みで加減(ピザ屋でもらうあれです。1/2袋くらい)
  • パルメザン・チーズ
  • あればパセリのみじん切り

■ 作り方
  1. まず最初にスパゲティをゆでる(7~8分)
  2. 大きめフライパンにオリーブ油とニンニク、唐辛子を熱し、アサリを入れる。
  3. つぶしたトマトを加え、フタをしてグツグツ煮る。
  4. フタが開き始めたら、ゆで上がったスパゲティを加え、2分くらい煮込む。
  5. 皿に盛り、チーズをかけて食べる。好みで唐辛子を足しても良い。

ボンゴレ・ロッソはアサリのトマト味、ボンゴレ・ビアンコはホワイト・ソースのことだそうです。いやー美味しかった! また近いうちに行こうっと。赤潮には注意してね。公園の管理局でも、インターネットでも干潮満潮の情報、赤潮警報について知ることができます。

 

逸子モーガン:
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!