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ホリデーはスイーツで祝おう

The British Pantry, Ltd. ブリティッシュ・パントリー

(2004年12月)

王室御用達の店で英国流ホリデー体験!

イギリス人のMavis Redmanさんが1978年にレドモンドでオープンした『The British Pantry, Ltd.』は、イギリスの味を伝えるベーカリー兼食品雑貨店。販売している焼き菓子はすべてホームメイドで、3代にわたって受け継がれている伝統の味だ。この味は英国王室にも認められたもので、Mavisさんはシアトルを訪問したエリザベス女王のアフタヌーン・ティーをサーブしたり、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃へアップル・パイなどを献上した経験も持つ。

「イギリスのホリデー・スイーツの定番はクリスマス・プディング」とMavisさんの娘Alviaさんが紹介してくれた『Grandpa John’s Christmas
Pudding($11.95 / lb)』は、蒸し焼きのフルーツ・ケーキ。ひと口食べるだけで、もちっとした食感とドライフルーツ&ナッツの凝縮された味が口の中に広がる。甘めのホワイト・ソースを掛けていただくのが、正式な食べ方だ。

また、併設のレストラン『Nevill’s』では、12月の金・土曜のディナー時に4コースからなるイギリス伝統のクリスマス料理を用意。メインはプライム・リブで、フィニッシュはもちろんクリスマス・プディング。楽しい仕掛けが付いたクリスマス・クラッカーも含まれている(ワイン付き$39.95、料理のみ$29.95)。

レストランでは毎日アフタヌーン・ティーがサーブされ、ギフト・ショップにはかわいいイギリス製ティー・ポットなども揃って、イギリスさながら。故郷の味を求める人やブリティッシュ・アクセントの英語を話す店員さんに混じって、イギリス流のホリデーを体験してみよう。

(取材・文 加藤若葉)


▲ナッツとドライ・フルーツがぎっしり詰まったChristmas Pudding。クリスマス・ディナーのデザートとしていただく。

▲直前に蒸し直したpuddingの上からブランデーを注ぎ、それに火をつけて炎を楽しんでから食すのが習わし



The British Pantry, Ltd.
8125 161st Ave. NE, Redmond, WA 1425-883-7511
営業時間:ベーカリー&ショップ10:00 a.m.~5:00 p.m.(水~土曜~9:00 p.m.) レストラン ブレックファスト10:00 a.m.~12:00
p.m.(土・日曜のみ)、ランチ10:00 a.m.~4:30 p.m.、ディナー5:00 p.m.~9:00 p.m. 休み:なし ウェブサイト:なし

(2004年12月時点の情報です)