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食べられる花を育てよう

生活にもっと緑を! 庭やベランダが綺麗で気持ちよくなるコツを、ノースウエスト園芸部長こと小杉晶子さんに教えてもらいます。小杉さんについて » 

(2026年4月)

桜が咲き始める季節になりましたね。園芸好きには、今年はどんなお花を植えようか、どんな野菜を育てようかと忙しく楽しい時期でもあります。毎年同じ野菜を育てていて、ちょっと飽きてきたなぁという方、今年は「食べられるお花」を種から育ててみてはどうでしょうか。

日本では、フキノトウや菜の花を食べたり、桜の花をお茶にする文化があります。西洋でも、スミレ、ナスタチウムやズッキーニーの花を食べる文化があります。ノースウエストの園芸店には、食用花の種も売っているので、ここの気候に合った花が育てられます。4〜5月に種をまくと7月頃から花を咲かせ始めます。どんどんいろんなお花が咲いてきて、観賞用としてもきれいです。

特にボリジという青い花を初めて見たときは「へぇ、こんなのも食べられるんだ」と驚きました。なんの苦味もない淡泊な味で、お料理の風味をダメにする感じではありません。お菓子作りをされる方は、お花をデコレーションとして使ったらきれいに仕上がりますね。お友達を呼んでお食事会をするのにも、お花を添えるだけで見栄えが変わります。

調べてみると、ボリジはストレス・うつ症状の緩和にも効果があるとされ、西洋では昔からハーブとして扱われています。これから日照時間がどんどん長くなって、雨も適当に降ってくれる園芸に最適な季節です。今年は、食用花を育ててみてはいかがでしょうか。


矢車草
▲矢車草も食べられます。ブルーの色が美しく、ゼリーに入れるときれいです。
ナスタチウム
▲ナスタチウムは食用花で有名です。繁殖力が強いので、庭に種をまく時は少量で。


キンセンカ
▲なんとキンセンカも食べられます。ハーブティーに浮かべるのも良いですね。
ボリジの花
▲ボリジの花をルバーブ・クリームチーズ・バーに散りばめた涼しげな初夏のスイーツ。ケーキにはスミレを添えて。


ボリジの花
▲ボリジの花。4〜5月に種をまくと、6〜7月頃に花を咲かせます。夏は多少水やりが必要になります。



食用花を育てる際は、必ずEdible Flowers(食用)と書かれた種または苗を買って植えてください。園芸店で観賞用として売られている苗は、育苗のときに化学肥料を使っているので、花が咲いても食べないようにしましょう。

●文・小杉晶子

サウスシアトル・コミュニティー・カレッジで園芸学の学位を取得。現在は、剪定家として庭園や個人の庭の手入れを行う。趣味はバードウォッチング。

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