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新感覚のアジアン・フード!

カツ・バーガー

(2012年6月)

日本の洋食から誕生したグルメ・バーガー

フュージョン(折衷)料理は現代日本食文化のお家芸と言えるユニークなジャンル。意外性と創造力がうまく融合した完成度の高い料理の数々は、日本人にとって特別な存在となってきた。その代表選手のひとつがカツ・サンド。さっくりトンカツとソース、そして食パンの絶妙なバランスに思わずスイッチが入ってしまう人も多いのでは。そこに登場したのが、ジョージタウンに昨年オープンした「カツ・バーガー」。ウエスト・シアトルのすし屋「益子」のオーナー、佐藤はじめさんが、皆に愛されるトンカツを気軽にファストフード感覚で楽しんで欲しいという願いから、トンカツと本家アメリカのハンバーガーを合体させて生み出したこだわりのバーガー・ショップだ。

注文カウンターの前には、アメリカ人にも発音しやすいメニュー名を考案したというとおり、ニンジャ・デラックス($8.95)、サムライ・セレクト($8.95)、ゴジラ・アタック($7.75)など好奇心を掻き立てられる名前がズラリ。見た目のボリュームも半端じゃない。バンズの触感や厚さ、白ゴマの量、ソースやトッピングを重ねる順番に至るまで、店のスタッフと徹底的に試食、研究を重ねた結果、現在のフォームが完成したという。バーガーはすべて、牛肉、豚肉、鶏肉、豆腐のいずれかから選択でき、使用する牛肉は100%牧草飼育、鶏肉や豚肉もホルモンや化学物質不使用のナチュラル・ミート。店主はじめさんの徹底したこだわりは、安全でおいしいものを食べたい消費者には本当にありがたい心遣いだ。胃袋も郷愁感も満たされるカツ・バーガー、ぜひお試しあれ。

(文・写真/小泉佳奈子)


▲トーキョー・クラシック($6.95)はビーフ メンチカツ、トンカツソース、マヨネーズ(日本製)のスタンダード・コンビネーション。カリッと揚がったメンチカツとソースの組み合わせは王道だ

▲オハヨウゴザイマス($9.95)のネーミングで既にノックアウト。ビーフ・メンチカツに目玉焼き、ベーコン、チーズをトッピングした、文字通り「目が覚めるような」1品

▲ニンジャ・デラックス($8.95)バンズからはみ出すトンカツが美しい。ベーコンとチーズのトッピングでボリューム倍増。ソースがからまったキャベツと共ににいただきま~す

▲夏には店の前にパティオをオープンする予定もあるそうなので楽しみだ


Katsu Burger
6538 4th Ave. S., Seattle, WA 98108
TEL : 206-762-0752
●営業時間:月~土曜10:30 a.m.~7:30 p.m.、
日曜11:00 a.m.~4:00 p.m. 
●休み:なし

マリネーション Marination

(2012年6月)

1412 Harvard Ave., Seattle, WA 98122
http://marinationmobile.com
●営業時間:11:00 a.m.~8:00 p.m.(日曜12:00~)
●休み:なし

モービルが日替わりでシアトルの決まった場所に出没するが、昨年4月にキャピトル・ヒルに店も構えた。キムチ入りののケサディーヤ、カルビや味噌ジンジャー・チキンを挟んだタコスなどユニークなアジア風メニューが楽しめる。

(2012年6月時点の情報です)