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ポートランドの基本情報 (2017年1月更新)

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ポートランド観光情報『ポートランドガイド』
旅行基本情報から観光スポット、食・グルメ、ホテルなど、シアトル観光で知っておきたい最新情報を紹介。読む »

ポートランドの特色

オレゴン州最大の都市であるポートランドは、全米最古の広大なバラ園を持つことから、“バラの都(City of Roses)”の愛称でも知られている。初夏には、オレゴン州最大のイベント「ポートランド・ローズ・フェスティバル」が行われる。

ポートランド地域の公園の合計面積は、150平方キロメートル以上にもなり、中でもフォレスト・パークは全米で最大の都市公園である。

雄大な山々と穏やかな気候に恵まれたこの美しい環境を保つことに対する市民の関心は高く、市民の手により「メトロ(Metro)」という都市計画機構が創設された。1978年に有権者の承認を得て以来、ポートランド・エリアを中心に3つの郡、25の市にまたがり、自治体を超えた都市開発及び交通機関、ゴミ処理の管理、公共施設の運営などが行われている。1971年にアメリカで最初に清涼飲料水の缶や瓶のデポジット制を始めたのも、オレゴン州だ。

また、「他州からの引っ越しによる転入者の割合が多かった州」第1位(United Van Line調べ)、「アメリカで住み良い街」第1位(Movoto Real Estate調べ)、「35歳以下が住みやすい街」第1位(VOCATIV調べ)など(いずれも2013年のデータ)、近年は全米から注目を集めていることに加え、日本でも関連書籍が刊行されたり、雑誌で特集が組まれるなど、注目されている。

住民の食に対する意識は高く、地産地消が尊ばれ、ファーマーズマーケットも賑わう。ポートランド州立大学で開催されるファーマーズマーケットは、アメリカのファーマーズマーケットランキング1位に選ばれた(2015年、Bravo)。

オレゴン州全体では、豊富な自然を守るために計画的な土地使用法が制定され、太平洋沿岸地域を公共の土地として保護することが定められている。


ポートランドの歴史

ヨーロッパ人が移住してくる以前のオレゴンには、約80もの先住部族がおり、現在のポートランドの場所はシヌーク族の本拠地であった。1805年にメリウェザー・ルイスとウィリアム・クラークによる探検隊がこの地に足を踏み入れ、1825年を過ぎたころからコロンビア川流域を舞台にハドソン・ベイ・カンパニーによる毛皮取引が盛んに行われた。

ポートランドの地名は1845年、土地の所有者エーサ・ラブジョイとフランシス・ペティグローブのふたりによって決められた。この地の命名に当たって、マサチューセッツ州ボストン出身のラブジョイは、「ボストン」を主張したが、コイン投げで勝ったメイン州ポートランド出身のペティグローブが主張する「ポートランド」に決まった。

その後も移住者は急速に増えていき、希望に燃えた開拓者達がほろ馬車に乗り、ひたすら西を目指して、険しい山々、青々とした森林、白いしぶきを上げる川を越えていく姿が見られた。これがオレゴン・トレイルである。

1849年のゴールド・ラッシュの影響を受け、繁栄を続けたポートランドは1851年、市に昇格。その後、地の利を生かして港湾都市、物流の中心地として発展した。なお、オレゴンが正式に州となったのは1859年のことである。

ポートランドの人口と住環境

2015年の米国勢調査(概算)によると、ポートランドの人口は63万2,309人。また、メトロポリタン地域としては約173万9,135人となっている。

人種別ではヨーロッパ系が最も多く、ポートランドの72%以上、オレゴン州の83%以上を占める。アジア系人種はポートランドの人口の7.1%で、中国系(5%)が最も多く、次がベトナム系(同)、フィリピン系(2%)、韓国系(同)、日系(同)の順。オレゴン州全体では約383万人中、アジア系人種の割合は3.7%にとどまり、ベトナム系(0.9%)が最も多く、次に中国系(0.8%)、韓国系(0.4%)、フィリピン系(0.3%)、インド系(同)、日系(同)と続いている。※人種構成は2010年のデータ

オレゴン州は、消費税のない、全米でも数少ない州のひとつ。近年の人口増もあり、物価や住宅価格は上昇している。
ポートランドにおける住宅の平均価格は、2016年8月で$390,500。住宅価格指数の上昇率は12.6%で全米1位だった。


ポートランド人口と住宅価格


ポートランドの地形・気候

ポートランドの面積は約376平方キロメートル。オレゴン州全体の面積は約25万1,400平方キロメートルで、日本の面積の約7割となっている。オレゴン州は、カスケード山脈を境に雨がよく降り、緑が濃い海洋性気候の西部と、乾燥して平坦な大陸性気候の東部に分かれる。ポートランドはオレゴン州の北西部、ウィラメット川とコロンビア川が合流する地点に位置する。カスケード山脈にはオレゴン最高峰のフッド山を始め、アメリカでも有数の高山が含まれている。

ポートランドは、太平洋からの湿った暖かい空気がカスケード山脈にぶつかって、雨と穏やかな気候をもたらす西部にあるため、気温は夏場の平均で摂氏20度(華氏68度)程度と過ごしやすいが、近年は最高気温が摂氏38度(華氏100度)を超える日もある。冬は氷点下になることがほとんどなく、雪が降るのは平均して年に5日間程度。秋から冬にかけては雨が降る日が多く、年間降水量の9割近くが10月〜5月に集中すると言われている。霧雨が多いので傘を使う人は少ない。

ポートランド平均気温と降水量

ポートランドの治安

ポートランド犯罪件数
2014年のポートランド市内における凶悪犯罪発生数は、2013年より加重傷害などが減少した一方、殺人、自動車盗難など増加している。ポートランド市のウェブサイトでは、市内の犯罪状況を調べることができる。

ポートランドの経済

海から約160キロメートル離れているにもかかわらず、ポートランドは全米でも屈指の港湾都市であり、特にソーダ灰や炭酸カリウム、自動車の輸出量が多く、小麦の輸出量は全米一を誇る。鉄道は、ユニオン・パシフィック鉄道、ポートランド&ウエスタン鉄道などが敷設され、主な幹線道路は、インターステート・ハイウェイとして、南北を貫くI-5と東西を走るI-84がある。

伝統的には農業と木材産業が経済を支えていたが、今日では多様化が進んでいる。製造部門においては、機械、電子・電気機器、金属産業などが盛んで、IT産業は急成長を続ける部門のひとつだ。インテル社、IBM社、ゼロックス社を始めとする大手企業がポートランド・メトロポリタン地域に進出し、ワシントン州シアトル周辺までを含め“シリコン・フォレスト”と呼ばれている。衣料では、ナイキ、アディダス、コロンビア・スポーツウエアの御三家各社ほか、高級ウール製品で有名なペンドルトン社もオレゴン州に本社を構える。ウィラメット・バレーでは、野菜やフルーツなどの栽培が行われ、ワイナリーも多数あり、中でもピノ・ノワール種は世界的に有名。カスケード山脈の東側では林業と共に小麦の栽培、そして畜産業が中心となっている。

また、オレゴン州は地ビールのメッカ。ホップの生産に適した天候とおいしい水が、たくさんの地ビール工房を支えている。フッド・リバーを拠点とする大手フル・セイル社を始め、オレゴン・クラフト・ビールの代名詞であるニンカシ社、国際ビール・コンテストで数々の賞を獲得しているローグ・エール社などが人気だ。日本酒も造られており、「桃川」の吟醸酒で知られるサケワン社の本拠地でもある。

1988年に、ビジネス改善地域(BID:Business Improvement District)の特区制度を、米国内の都市で2番目に導入したポートランド。域内にある地権者から不動産評価額に応じた料金を徴収し、清掃、麻薬取り締まりといった安全対策、経済活動活性化などに役立てている。近年はサスティナブル(持続可能)シティーを目指し、官民協力の下、エコを推進。全米でも最もグリーンな都市のひとつだ。2013年には米34都市において省エネ度を調査したランキングで2位となっている。

オレゴン州の主要大企業、雇用数、輸出相手国上位

日本との関係

オレゴンの都市は、23の日本の自治体と姉妹都市関係を結んでおり(オレゴン州と富山県の姉妹州県関係を含む)、中でもポートランド・札幌間の関係は1959年からと最も古い。親日家が多く、州内の日本語学習者の割合は全米2位

日本はオレゴン州にとって主要貿易相手国のひとつであり、オレゴン州の輸出高全体の約8%を占めている。州内の日系企業数は約130社以上(2016年12月)。その多くがメンバーとなる親睦団体としては、1982年に創設されたポートランド日本人商工会があり、日本の教育カリキュラムに沿うポートランド日本人学校の運営などを行う。日本関連団体には、オレゴン州日米協会などもある(「団体」のリストを参照)。主な日本語メディアとしては情報誌『Lighthouse』、ウェブサイト「YOUmaga.com」が挙げられる(本誌「日本語メディア」のリストを参照)。


オレゴン州と日本の姉妹州や姉妹都市




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