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ポートランドの基本情報

ポートランドの特色 □ポートランドの歴史 □ポートランドの人口と住環境
ポートランドの地形・気候 □ポートランドの治安 □ポートランドの経済 □日本との関係

ポートランドの特色
オレゴン州最大の都市ポートランドは、全米最古の広大なバラ園を持つことから“バラの都(City of Roses)”の愛称でも知られ、初夏にはオレゴン州最大のイベント「ポートランド・ローズ・フェスティバル」が行われる。ポートランド地域の公園の合計面積は150平方キロメートル近くにもなり、中でもフォレスト・パークは全米で最大の都市公園である。

雄大な山々と穏やかな気候に恵まれたこの美しい環境を保つことに対する市民の関心は高く、市民の手により「メトロ(Metro)」という都市計画機構が創設された。1978年に有権者の承認を得て以来、ポートランド・エリアを中心に3つの郡、25の市にまたがり、自治体を超えた都市開発及び交通機関、ゴミ処理の管理、公共施設の運営などが行われている。

オレゴン州全体でも、豊富な自然を守るために計画的な土地使用法が制定され、太平洋沿岸地域を公共の土地として保護することが定められている。また、1971年にアメリカで最初に清涼飲料水の缶や瓶のデポジット制を始めたのも、オレゴン州だ。


ポートランドの歴史
ヨーロッパ人が移住してくる以前のオレゴンには、約80もの先住部族がおり、現在のポートランドの場所はシヌーク族の本拠地であった。1805年にメリウェザー・ルイスとウィリアム・クラークによる探検隊がこの地に足を踏み入れ、1825年を過ぎたころからコロンビア川流域を舞台にハドソン・ベイ・カンパニーによる毛皮取引が盛んに行われた。

ポートランドの地名は1845年、土地の所有者エーサ・ラブジョイとフランシス・ペティグローブのふたりによって決められた。この地の命名に当たって、マサチューセッツ州ボストン出身のラブジョイは、「ボストン」を主張したが、コイン投げで勝ったメイン州ポートランド出身のペティグローブが主張する「ポートランド」に決まった。

その後も移住者は急速に増えていき、希望に燃えた開拓者達がほろ馬車に乗り、ひたすら西を目指して、険しい山々、青々とした森林、白いしぶきを上げる川を越えていく姿が見られた。これがオレゴン・トレイルである。1849年のゴールド・ラッシュの影響を受け、繁栄を続けたポートランドは1851年、市に昇格。その後、地の利を生かして港湾都市、物流の中心地として発展した。


ポートランドの人口と住環境
10年に1度行われる人口調査(2000年)によると、ポートランドの人口は約53万人。また、近郊のバンクーバー、セーラムなどを含めたメトロポリタン地域としては約184万人となっている。人種別ではヨーロッパ系が最も多く、ポートランドの77%以上、オレゴン州の86%以上を占める。アジア系人種はポートランドの人口の6.3%で、中国系が最も多く、次がベトナム系、日系の順となっている。オレゴン州全体ではアジア系人種の割合は3.0%で、やはり中国系が最も多く、次に日系、韓国系と続いている。

ポートランドのあるオレゴン州は、消費税のない、全米でも数少ない州であることに加え、生活費が他都市と比べてそれほど高くないところが魅力。ポートランドの1戸建てやコンドミニアムを含めた住宅の平均価格は、2005年で$282,900となっている。

国際的視野の広さ、生活レベルの高さから、シアトルの住みやすさには定評がある。1戸建て住宅平均価格は2006年の調査で$338,600と、昨年から16.4%上昇。ワシントン州の1世帯あたりの年間平均所得は$50,885で、全米14位の水準となっている。


ポートランド人口


ポートランドの地形・気候
ポートランドの面積は約357平方キロメートル。オレゴン州全体の面積は約25万1,400平方キロメートルで、日本の面積の約7割となっている。オレゴン州は、カスケード山脈を境に、雨がよく降り、緑が濃い海洋性気候の西部と、乾燥して平坦な大陸性気候の東部に分かれる。ポートランドはオレゴン州の北西部、ウィラメット川とコロンビア川が合流する地点に位置する。カスケード山脈にはオレゴン最高峰のフッド山を始め、アメリカでも有数の高山が含まれている。

ポートランドは、太平洋からの湿った暖かい空気がカスケード山脈にぶつかって、雨と穏やかな気候をもたらす西部にあるため、気温は暑くても夏場で摂氏28度(華氏83度)、冬でも氷点下になることはほとんどなく、雪が降るのは平均して年に5日間程度。秋から冬にかけては雨が降る日が多く、年間降水量の9割近くが10月〜5月に集中すると言われている。

ポートランド気候


ポートランドの治安
ポートランド犯罪状況2005年の凶悪犯罪(殺人・婦女暴行・強盗・加重傷害)発生数は全米で43位。ポートランド市内では、犯罪件数は東部が群を抜いて多く、逆に北部はその約4分の1以下となっている。


ポートランドの経済

輸出相手国 ポートランド国際空港の2005年の貨物量は28万トン。そして、海から160キロメートル離れているにもかかわらず、ポートランドは全米でも屈指の港湾都市であり、特に自動車の輸出入では全米のトップに位置する。鉄道は、ユニオン・パシフィック鉄道、バーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道が敷設され、主な幹線道路は、インターステート・ハイウェイとして、南北を貫くI-5と東西を走るI-84がある。

伝統的には農業と木材産業が経済を支えていたが、今日では多様化が進んでいる。製造部門においては、機械、電子・電気機器、金属産業などが盛んで、IT産業は急成長を続ける部門のひとつだ。インテル社を始め1,700もの企業がポートランド・メトロポリタン地域に進出し、ワシントン州シアトル周辺までを含め“シリコン・フォレスト”と呼ばれている。ウィラメット・バレーでは、野菜やフルーツなどの栽培が行われ、カスケード山脈の東側では林業と共に小麦の栽培、そして畜産業が中心となっている。衣料では、ナイキ、アディダス、コロンビア・スポーツウエアの御三家ほか、高級ウール製品で有名なペンドルトンもオレゴン州に本社を構える。

また、オレゴン州は地ビールのメッカ。ホップの生産に適した天候とおいしい水が、たくさんの地ビール工房を支えている。フッド・リバーを拠点とする大手フル・セイルを始め、オーガニック・ビールのルーツ、2006年国際ビール・コンテストで11部門中3部門で金賞を受賞したローグ・エールなどが人気だ。また、「桃川」ブランドで知られるサケワン社は全米吟醸酒シェアの9割を占める。

2005年9月、シリコン・バレー・リーダーシップ・グループ(Silicon Valley Leadership Group)による、ヘルス・ケア、教育、失業面などをシリコン・バレーとほか7都市で充実度を比較した調査ランキングでは、3位のシアトルを抑えてポートランドが2位に。同年、ポートランド市街を走るストリートカー(2001年夏に運行開始)が、優れた都市開発に贈られるルディー・ブルーナー賞(Rudy Bruner Award for Urban Excellence)金メダルを受賞した。ポートランドは快適で住みやすい都市として、着実に全米で認知され始めている。

主要大企業



日本との関係

シアトルと日本との関係は、1896年に日本郵船「三池丸」がシアトルに入港したことに始まる。1951年に行われた国際見本市では、海外市場調査会(現・日本貿易振興機構JETRO)が現地で花火を打ち上げ、これが世界に日本の花火が広まるきっかけになったとされる。神戸市は1957年以来、姉妹都市として交流を続けており、シアトルには神戸市貿易事務所を置いている。2005年2月には日本で神戸・シアトル姉妹都市協会が発足した。シアトルのワシントン大学は、全米の3大日本研究センターのひとつとされ、一般の公立高校においても日本語学習が盛んに行われている。

日本は輸出・輸入共にワシントン州にとって最大の貿易相手国で、日本企業は州内に約170社ある。約85の会員企業・団体で構成されるシアトル日本商工会(春秋会)は、日本のカリキュラムによる授業を実施するシアトル日本語補習学校の運営も行っており、497人の生徒が在籍する(2006年8月現在)。そのほか、ワシントン州日米協会、日系人会など各種団体がある(本誌「団体」のリストを参照)。情報誌『ゆうマガ』や観光誌『シアトルガイド』、ウェブサイト「YOUMAGA.COM」などの日本語メディアもある(本誌「日本語メディア」のリストを参照)。

一方、日本においてシアトルの名が一躍有名になったのは、シアトル・マリナーズへイチロー選手が2001年に、城島健司選手が2006年に入団したことが大きい。そのマリナーズは、任天堂の米国法人が所有権を持つ。

ワシントン州の姉妹都市




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