シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

ドライアイにならないために気を付けるべきことは?

さまざまな分野の専門家が読者の皆さんの質問にお答えします。

ドライアイにならないために気を付けるべきことは?

< 回答者|アイ・キュー・ビジョン・ケア 検眼医 浜崎宏さん>

コンピューター・ウイルスとは、その名のとおりコンピューターにとっての病原菌プログラムです。ウイルスは、コンピューターの動作を極端に遅くする、データを盗んだり勝手にばらまく、コントロールを奪う、データを変える、消す、壊す、などの症状をもたらします。

ウイルスの感染経路として特に多いのは、Eメールの添付ファイルとセキュリティー・ホール(インターネット接続時にできてしまうセキュリティーの欠陥)です。また、忘れてならないのが、トロイの木馬(厳密にはウイルスと区別される)と呼ばれる、一見役立つ必要なソフトの一部に備わっている、ウイルスのようなプログラムです。これだと、ユーザーが知らないうちに自ら進んでウイルスをダウンロード、インストールしてしまいます。

ウイルス感染を予防するために、いちばん簡単で効果が望めるのがウイルス対策ソフトの使用です。そのソフトのウイルス定義が最新に保たれていれば、ほとんどのウイルスの感染を防ぐことが可能です。ただ、ソフトの有効期限が知らない間に切れていたり、定義の自動更新ができていなかったりするケースが多いので、その点はしっかり気を付ける必要があります。

また、ウイルス対策ソフトは、一般的に“重い”です。ソフトを動かすためにかなりの力を使うため、肝心のほかの作業が遅くなってしまいます。2、3年以上前のコンピューターに、最新のウイルス対策ソフトをインストールする時などは、特に注意が必要です。ファイアウォール機能、スパムやスパイウェア対策機能などがパッケージになっている「Internet Security」などは避け、ウイルス対策ソフトのみを購入したり、比較的“軽い”ソフトを選ぶなど、できるだけコンピューターの負担を軽くしてあげることが大切です。そのほかの対策法としては、知らない人からのEメール、特に添付ファイルは不用意に開かないこと。プレビュー機能もオフにして、できるだけ差出人と件名で判断しましょう。

万一、感染してしまった時には、クリーン・インストールが必要になります。これは、コンピューターを買った時の状態に戻す作業なので、当然コンピューター内に保存されていた写真、ドキュメントなどはすべて消えてしまいます。データのバックアップは定期的に行いましょう。

(2008年7月)

アイ・キュー・ビジョン・ケア 検眼医 浜崎宏さん


カリフォルニア州立、カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業後、1998年にオレゴン州のパシフィック大学で検眼医資格を習得。その後、宮城県と大分県で検眼教育に2年携わり、2006年にアイ・キュー・ビジョン・ケアを開業。眼診には視力のほか、眼病検査が含まれ、結膜炎やドライアイなどの問題が見つかれば治療も行う。日本語での診断が可能。

Hiroshi Hamasaki, Optometrist / Eye-QVision Care
TEL:425-776-5209 ウェブサイト:www.myeye-q.com