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身の回りの素材を使って簡単デコレーション

インテリア

 
2004年8月のテーマ 
身の回りの素材を使って、簡単デコレーション
 

第1週「涼しさを演出するオーナメント」

農家で買った新鮮な花と、近所の海岸で拾った流木。ソースの空き瓶を花器にして、その中に集めた石を入れ、折り紙を添える……。日常生活の中から調達できる物ばかりを使って、この時期にふさわしい涼しげな空間を作ってみました。夏の間は、農家やファーマーズ・マーケットで花が安く手に入ります。もちろん、自分の家の庭の草花を上手に使って、フラワー・アレンジメントをしてみるのも素敵。豊かな自然素材も、ノースウエストならそこら中に転がっています。写真のように、玄関先のちょっとしたコーナー、サイド・テーブルやダイニング・テーブルの上に、思いのまま組み合わせて飾ってみましょう。夏休みの子供達と一緒に作っても楽しそうですね。

 
 

第2週「キャンドルのアレンジ」

シンプルなキャンドルも、ちょっとした工夫で涼しく見せることができます。例えば、ガラスの器を用意し、キャンドルと貝殻を入れ、水を足してみましょう。
ダイニング・テーブルに置いてキャンドルに火を点ければ、素敵な夏の夜が演出できます。その際、センターにデザイン和紙を敷くと、ガラスの器とキャンドルが強調されて、より効果的。そのほか、身近にある小物を散らしたり花や金魚などを入れたりして、涼しげな夏のイメージを作りましょう。

次回は、「ペットボトルや日用品を利用する」をお届けします。

 
 

第3週「ペットボトルや日用品を利用する」

この写真は、ペットボトルで作った花器です。作り方は簡単で、横にして置いたペットボトルの上部真ん中を細長く(3センチ×15センチくらい)ハサミでくり抜き、そこから色付きのガラス玉を中に入れます。水を入れて、庭に咲いている花を活けてみると……結構素敵なアレンジメントができました。花でなくても、ポトスやその他の観葉植物を入れてもとてもきれいです。また、金魚を泳がせて夏らしさを演出したり、海辺で拾った貝殻や石などを入れても涼しげですね。何気ない日用品を使った意外なアイデアは、急なお客様の時にも喜ばれそう。話題づくりに、ぜひ活用してみてください。

 
 

第4週「主役は野菜とフルーツ!?」

花のほかにナスとブドウを使って、小さな空間をデコレートしました。毎日の食卓に載る野菜やフルーツを花器として利用する、ちょっと変わった趣向です。ナスは中央にナイフで切り込みを入れて花を活け、ブドウは房ごと置いて隙間に花を差し込みます。リボンを添えてもオモシロイ仕上がりになりますし、キャンドルを置けば雰囲気が倍増! このほか、キャベツの葉の中にイチゴや花を差してみると、これがまた意外と素敵な組み合わせなので、ぜひお試しを。残り少ない夏休み、子供達とアイデアを競ってはいかがでしょうか。自然の恵みの素晴らしさを身近に感じながら感性を養うのも良いものです。何気ない物でも遊び感覚でデコレートするアメリカ流インテリアをどんどん取り入れてみましょう。

赤池公江:
アメリカ・インテリア・デザイナーズ協会会員。ホテル・ニューオータニ(日本)、モデル・ルーム、駐在員宅、一般住宅などを手掛けて好評を得る。『モダン・リビング』『グラッツィア』など、数々の雑誌で紹介され、シアトルの住宅事情についてエッセイも執筆。ウェブサイト:www.afengshuiinteriordesign.com