カーテン 部屋のイメージは前回でお伝えした通り、クッション、絵、ランプ、ラグマットやその他いろいろな小物などでポイントをつけることで変わります。今回は、カーテンについてのお話。カーテンといえば、保温性、遮断効果、プライバシーの保護、日光を防ぐ効果など、日常の生活に密着した実用面で必要性を皆さんは考えられるのではないでしょうか。特に隣近所との距離も近い都市生活者は、目隠しのように使われているのでは? 私が学生としてアメリカで寮生活を送っていた時のこと。隣の部屋へ遊びに行くと、ベット・カバーとカーテンをマッチさせるなど、とても学生の部屋とは思えない素敵な工夫がいっぱいでした。Tシャツにジーパンのボーイッシュな女の子の部屋へ行った時など、彼女の外見からはとても想像できない、お姫様が住んでいるような空間へ通され、感激した記憶があります。聞いてみると、カーテンはベット・シーツを利用して自分で作り、それと同じ柄のピロー・ケース、コンフォーター・カバーなどと合わせて全体を統一しているのだとか。ぬいぐるみやフットボール・チームの写真などがとてもセンス良く飾られており、しかもお金を掛けずにやっているところは、本当に感心。この感覚は、育った環境からの影響も大きいのでしょうね。 いろいろな材料が豊富で安く手に入るアメリカでは、マーサ・スチュワートの世界を、一般家庭のあちこちで見掛けます。何でも自分で工夫して作ってみる……これは、アメリカ、ヨーロッパではとても盛んなこと。洋服作りから家の改装まで、プロ並みにやってしまうこの感覚の素晴らしさに、私は日々感銘を受けています。 それとは違い、特注は、お金を掛けて自分の思い通りのカーテンを作る、ということ。お気にいりの布地で、家具のデザインに合わせて作ることができますし、縫製度も高く品質の良さを求めるなら、やはりプロに依頼するのがベスト。写真のカーテンは、あるお客様からの要望で、装飾性と実用性の両方を兼ねた特注でオリジナル・デザインしたものです。 あなたは、自分でコストを掛けずに作る派? プロに依頼して作るこだわり派? どちらにしても、自分の生活スタイルを表現するひとつではないでしょうか。 |
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