テレフォンガイド »生活情報トップ »

シアトルの基本情報 (2018年1月更新)

シアトルの観光情報『シアトルガイド』»
旅行基本情報から観光スポット、食・グルメ、ホテルなど、シアトル観光で知っておきたい最新情報を紹介。読む »
シアトル観光情報『シアトルガイド』
旅行基本情報から観光スポット、食・グルメ、ホテルなど、シアトル観光で知っておきたい最新情報を紹介。読む »

シアトルの特色

水と緑と山に囲まれたシアトルは、“エメラルド・シティー”の愛称で知られている、ワシントン州最大の都市。景色の美しさやアウトドア・レクリエーション、文化やスポーツ活動も盛んで、その住環境や交通の便、エンターテインメント性などが評価されている。

さらに、近年はIT先進都市として注目を集めており、インターネット接続環境も充実。市内の多くのカフェや公園、バス路線などでは、無料でインターネットにアクセスでき、無線インターネット設備の充実度は全米でもトップクラスと言われている。

環境問題に対する意識も高く、地球温暖化防止のための取り組みにも積極的。ハイブリッド・バスの運行や、さまざまなリサイクル法の整備も進む。シアトル市を含むワシントン州内の多くの市ではレジ袋税が施行し、マイバック持参によるゴミ削減を促す効果を上げている。また、シアトルでは2018年7月より、飲食店でのプラスチック製ストローやフォーク類の使用が禁止される予定。


シアトルの歴史

シアトルの名は、開拓者のひとりデビッド・ドック・メイナードが親交を深めた、スコーミッシュ族の酋長“シアルス(Sealth)”の名がなまって付けられたもの。タコマ、スポケン、ヤキマなど、ワシントン州にある都市の名は、1775年にスペインの探検家が上陸するまで先住していた約50種族のネイティブ・アメリカンらの言葉に由来しているものが多い。

シアトルの発祥は、1851年イリノイ州出身のアーサー・デニー率いる開拓者たちが、ポートランド経由でアルカイ・ポイントに上陸したことに始まる。翌年、彼らは現在のパイオニア・スクエアに移り住み、その場所は今でもシアトル発祥の地として知られる。シアトルは次第に木材の集散地として発達。19世紀末には、カナダのクロンダイク川での金の発掘を目指し、アラスカ経由で現地へ向かう人々の中継ぎ港となった。そして製材場、農業地、漁業基地、さらにはアラスカと極東につながる貿易港として発展を遂げる。

20世紀に入ると、2度の世界大戦によって、ボーイング社を中心に軍需産業が発展。大恐慌後は、現在でもコンクリート製ダムとしては米国最大であるグランド・クーリー・ダムをはじめ、数多くのダムがコロンビア川沿いに建設され、州東部におけるかんがい農業が盛んになった。そして、多量の電力を利用するアルミ精錬工業も発達した。

1962年には「センチュリー21」のテーマで万国博が開催され、来場者約1000万人を数える大成功を収めた。その跡地は、現在スペース・ニードルをはじめとする文化施設「シアトル・センター」として利用されている。

シアトルの人口と住環境

シアトルの人種別構成としては、白人が大多数で69.5%。ワシントン州では77.3%を占める。有色人種は主に都市部に多く、ワシントン州内で3.6%のアフリカ系もシアトルでは7.2%、同様に州で7.7%のアジア系はシアトルでは14.2%(※人種構成は2015年のデータ)。また、ベルビュー、タクウィラ、シータックなど、白人以外が人口の半数以上を占めるシアトル近郊の都市も多数ある。

国際的視野の広さ、生活レベルの高さから、シアトルの住みやすさには定評がある。ワシントン州内の住宅価格はここ数年上昇を続けており、2017年9月の住宅価格動向を示すS&Pケース・シラー住宅価格指数(S&P Dow Jones Indices)の全米平均上昇率は5.9%だったが、シアトルの上昇率は13.5%で全米1位だった。

Washington School of Social Workの2017年10月の発表によると、シアトルで4人家族(両親、学生の子ども、プリスクールに通う子ども)が暮らす基本的な生活費には年間7万6000ドルが必要と算出している。家賃、保険料、養育費などの高騰が要因とみられる。

ワシントン州の人口

  2014年 2015年 2016年
ワシントン州 7,063,166 7,170,351 7,288,000
シアトル市 669,112 684,451 704,352
キング郡 2,082,288 2,117,125 2,149,970
ピアス郡 831,161 843,954 861,312
スノホミッシュ郡 759,417 772,501 787,620

資料:U.S. Census Bureau

アメリカ以外で生まれた人の数

  2013年 2014年 2015年
ワシントン州 898,091 920,964 937,571
キング郡 407,841 421,682 433,383
スノホミッシュ郡 103,535 106,966 110,383

資料:U.S. Census Bureau

1世帯あたりの年間中間所得

  2013年 2014年 2015年
ワシントン州 $59,478 $60,294 $61,062
キング郡 $71,811 $73,035 $75,302
全米平均 $53,046 $53,482 $53,889

資料:U.S. Census Bureau

住宅中間価格

  2015年 2016年 2017年(2Q)
全米 $223,900 $235,500 $255,600
ニューヨーク $386,800 $388,500 $414,000
ロサンゼルス $480,100 $507,100 $514,200
サンフランシス $781,000 $838,600 $950,000
シアトル・タコマ・ベルビュー $379,700 $414,500 $475,400

資料:National Association of REALTORS


シアトルの地形・気候

シアトルの面積は、約217.3平方キロメートル。そしてワシントン州全体の面積は約17万2189平方キロメートルで、日本の国土のおよそ半分弱となる。西のオリンピック半島と東のカスケード山脈に挟まれたピュージェット・サウンド沿岸に位置し、カナダとの国境から113マイル(182キロメートル)南にある。北緯47度と北海道より北に位置するものの、温暖な気候に恵まれ、夏は平均最高気温摂氏24度(華氏75度)前後で湿気もほとんどない。また冬は、12〜2月の平均最低気温でも摂氏2度(華氏36度)程度。雪が降ることは珍しく、氷点下になることは年間わずか3週間足らずである。

シアトルと言えば「雨が降るところ」として知られているが、多いのは冬季の降雨日数であり、特に小雨が多いため、年間降水量は38.1インチ(97センチ)と、日本各地より少ない。傘の売り上げは少なく、むしろ夏場に日の長いシアトルは、サングラスの売り上げが多いのが特色だ。

太平洋に面しているオリンピック山脈では降雨量も多く、国立公園西部には世界でもまれな針葉樹林による雨林が形成されている。一方で、州のほぼ中央にはカスケード山脈が南北に走り、標高4392メートルの最高峰、レニア山を含む山並みがこの州を大きく東西に仕切っている。カスケード山脈以東は寒暖の差が激しい大陸性気候に分類され、緑に深く包まれる西部とは対照的に、赤茶けた山脈には低木が一面に広がり、降雪も多い。

シアトルの平均最高・最低気温と降水量

シアトルの平均気温、降水量、積雪量

資料:U.S. Climate Data

シアトルの治安

2016年のシアトルにおける重要犯罪発生総数は、4万2518件だった。シアトル市内で犯罪件数が多いのは、ダウンタウン、ホワイト・センター、ユニバーシティー・ディストリクト、バラード、ノースゲートなど。ワシントン州内に住む逮捕歴のある性犯罪者のリストは、シアトル警察のウェブサイトで公開。住所を入力すれば、その付近に住む犯罪者を調べることが可能だ。

シアトル総領事館のウェブサイトでは、治安・安全情報を掲載し、防犯に役立つ情報なども紹介。有事の際の邦人援護を迅速に行えるよう、3カ月以上滞在する人には、「在留届」の提出を呼び掛けている。

シアトル市の犯罪状況

  2015年 2016年
殺人 24 18
婦女暴行 138 229
強盗 1,543 1,551
加重傷害 2,061 2,179
放火 88 97
住居侵入強盗・窃盗 7,551 7,509
窃盗 26,388 26,875
自動車窃盗 3,812 4,060

資料:Seattle Police Department, Crime Statistics 2017

シアトルの経済

シアトル港湾局によって管理されるシアトル・タコマ国際空港(通称シータック空港)でのコンテナ貨物量は、約33万2636トン(2015年)。またシアトル港とタコマ港は近年、北米の玄関であるロサンゼルス港と近郊のロングビーチ港に代わる北米航路として注目されている。陸上においては、ユニオン・パシフィック鉄道とバーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道が施設されており、インターステイト・ハイウェイであるI-5がカナダからメキシコまで南北を貫き、I-90が東海岸のボストンとを結ぶ。

基幹産業は、貿易、航空産業、林業、農業、水産業、ハイテク産業(コンピューターソフト、医療機器、計測機器)など。テクノロジーの開発や生産、市場化が可能な場所としても高く評価されており、民族構成が多種多様で労働人口が多彩な点も、経済的に成功しているひとつのカギだと言われている。

企業としては、世界有数の航空・宇宙機器開発製造会社であるボーイング社が、2001年に本社機能をシカゴに移転したものの、依然としてワシントン州を代表する企業。最新中型旅客機「787」は、全日空のシアトル–成田間のフライトにも用いられている。
IT産業ではアマゾン・ドットコムやマイクロソフト、エクスペディア、T-モバイルなどが代表的で、グーグルやフェイスブックもシアトルにオフィスがある。

また、マイクロソフトの創始者ビル・ゲイツによる「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」は、世界最大の慈善団体で、シアトルの医療やバイオテクノロジー部門の財政支援なども行っている。

なお、経済誌「Forbes」による2017年アメリカ国内の長者番付1位はビル・ゲイツ、2位はアマゾン・ドットコムCEOのジェフ・ベゾスだった。

日本からは、家庭用レジャー機器の製造・販売を行う任天堂の米国法人の本社がある。また、金融では、サンフランシスコに本店を置く三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のユニオンバンクが、日本語対応によるカスタマーサービス (TEL : 1-877-479-5237)も実施している。2015年10月にはベルビューにユニクロが進出。また、2016年9月よりモーゼスレイクでは、三菱リージョナルジェット(MRJ)の実用化に向けて飛行試験が開始された。

世界各地に続々と進出した“シアトル系コーヒー”群も健在。そのパイオニアであるスターバックスは、70カ国に2万4000店舗(2017年10月現在)を展開する。大手チェーン以外に独立系カフェが街の至るところにあるのもシアトルの魅力だ。

そして、大自然とアウトドア・ライフを背景に、REI、エディー・バウアーなどのカジュアル・ファッション産業も盛ん。顧客サービスの規範を確立したと言われる高級デパート、ノードストロームもシアトルを基盤にアメリカ各地に進出を続けている。また、会員制卸売販売業コストコ・ホールセールは、州最大の企業。米国のほか、日本、カナダ、イギリス、メキシコ、韓国、台湾などに進出し、その躍進は目覚ましい。

開拓時代にワシントン州の最初の産業であった林業も現在に引き継がれ、製材、合板、紙、パルプの生産も地元経済に大きく貢献。中でもウエアーハウザーは今日でも州で指折りの企業となっている。同様に、水産業も依然主要産業のひとつであり、シアトルは北洋漁業の基地として重要な位置を占め、日本の大手水産会社が多数進出している。

農業においては、カスケード山脈より東の地域では、小麦、ジャガイモ、ホップなどの大規模農業が盛ん。全米で1位の生産量を誇るリンゴ、チェリーなどの果実の生産は世界的に知られるところだ。ワシントン州産ワインは、カリフォルニア州に次ぐ全米2位の生産量で、その品質は高く評価されている。

大シアトル圏の主要大企業

企業 2016年度収益
(単位100万ドル)
業種 順位
Amazon.com(シアトル) $135,987 インターネット小売 12
Costco Wholesale(イサクア) $118,719 専門小売 16
Microsoft(レドモンド) $85,320 ソフトウェア開発 28
Starbucks(シアトル) $21,316 飲食 131
Paccar(ベルビュー) $19,115.1 建設・農業機械 164
Nordstrom(シアトル) $14,757 一般小売 188
Expedia(ベルビュー) $8,774 インターネット小売 317
Weyerhaeuser(シアトル) $7,902 林業/製紙 341

資料:Fortune(2017年)(企業番付「Fortune 500」より抜粋)

ワシントン州輸出相手国・地域トップ10

  2016年
(単位/100万ドル)
中国 $16,130
日本 $7,134
カナダ $7,035
アラブ首長国連邦 $4,158
韓国 $4,155
イギリス $3,566
台湾 $3,103
サウジアラビア $2,666
オランダ $2,173
トルコ $2,168

資料:U.S. customs Bureau, Foreign Trade

日本との関係

シアトルと日本との関係は、1896年に日本郵船「三池丸」がシアトルに入港したことに始まる。1951年に行われた国際見本市では、海外市場調査会(現・日本貿易振興機構JETRO)が現地で花火を打ち上げ、これが世界に日本の花火が広まるきっかけになったとされる。兵庫県の神戸市は1957年以来、姉妹都市として交流を続けており、シアトルには神戸市シアトル事務所を置いている。シアトルのワシントン大学は、全米の3大日本研究センターのひとつとされ、一般の公立高校においても日本語学習が盛ん。また、ワシントン州日米協会による「ジャパン・イン・ザ・スクール」では、ボランティアが州内各地の小、中、高校に出向き、日本語、そして日本文化を紹介するプログラムも実施している。

日本はワシントン州にとって第3位(2015年)の輸出相手国。シアトル日本商工会(春秋会)に所属する日本企業・団体は、約110ある。また同会は、日本のカリキュラムによる授業を実施するシアトル日本語補習学校の運営も行っており、幼稚園部、小学部、中学部、高等部合わせて約600名の生徒が在籍(2017年10月現在)。そのほか、兵庫県ワシントン州事務所、日系人会など各種団体がある。情報誌『Lighthouse』や観光誌『シアトルガイド』、ウェブサイト「YOUmaga.com」などの日本語メディアでは、地元情報が入手可能だ。

日本においてシアトルの名が一躍有名になったのは、2001年から2012年のシーズン途中まで10年以上シアトル・マリナーズでプレーしたイチロー選手の存在が大きい。2012年からは岩隈久志投手も在籍している。

2017年11月現在、シアトル-日本間で飛行機の直行便を運航しているのは、デルタ航空と全日空の2社。


ワシントン州と姉妹関係にある地域

ワシントン州 兵庫県
アーバン(Auburn) 兵庫県丹波市
アナコーテス(Anacortes) 秋田県にかほ市
イースト・ウェナチー(East Wenatchee) 青森県三沢市
ウェナチー(Wenatchee) 青森県黒石市・三沢市
エドモンズ(Edmonds) 愛知県碧南市
エベレット(Everett) 山口県岩国市
オリンピア(Olympia) 兵庫県加東市
キティタス郡(Kittitas) 兵庫県三田市
キャマス(Camas) 静岡県浜松市・三重県多気町
ケルソー(Kelso) 静岡県牧之原市
ケント(Kent) 兵庫県丹波市 
コビントン(Covington) 兵庫県たつの市
シアトル(Seattle) 兵庫県神戸市
シェヘリス(Chehalis) 静岡県浜松市
シェラン(Chelan) 兵庫県加東市
スポケン(Spokane) 兵庫県西宮市
セクイム(Sequim) 兵庫県宍粟市
タクウィラ(Tukwila) 徳島県三好市
タコマ(Tacoma) 福岡県北九州市
バンクーバー(Vancouver) 京都府城陽市
ファーンデール(Ferndale) 千葉県南房総市
フェデラル・ウェイ(Federal Way) 青森県八戸市
プルマン(Pullman) 兵庫県加西市
ブレマートン(Bremerton) 広島県呉市
ベリングハム(Bellingham) 千葉県館山市
ベルビュー(Bellevue) 大阪府八尾市
ポート・アンジェルス(Port Angeles) 青森県むつ市
ポート・タウンゼント(Port Townsend) 兵庫県市川町
モーゼス・レイク(Moses Lake) 山形県米沢市
ヤキマ(Yakima) 青森県板柳町
レイクウッド(Lakewood) 沖縄県沖縄市
レントン(Renton) 兵庫県西脇市
ロングビュー(Longview) 埼玉県和光市
ワラワラ(Walla Walla) 兵庫県篠山市

資料:在シアトル日本国総領事館2017




シアトル生活ガイド・カテゴリー



ページトップ

Lighthouse 関連サイト