ワシントン州は、企業純益税を課さない4州のうちの1州で、利息、配当金や資本利益に対して無課税、先端技術研究開発のための事業税に対して税額を控除するなど、数々の優遇措置がある。世界最大の航空・宇宙関連製造会社であるボーイング社が、2001年に本社機能をシカゴに移転したものの依然として州最大の企業。インターネット産業ではアマゾン・ドット・コム社、ソフトウェア産業ではマイクロソフト社、アドビ社が代表的で、インターネット検索大手のグーグル社もオフィスを新設した。日本からは任天堂の米国法人が本社をこの地に選んでいる。ほか、2005年に「ダイソー」が、2006年に「クーツ・グリーン・ティー」と「くいもの屋わん」が、米国1号店をオープンさせている。
日本に続々と進出する“シアトル系コーヒー”群も健在。スターバックス社は、米経済誌『フォーチュン』の2006年「Best Company to Work for(最も働きやすい企業)」で全米29位に選ばれ、世界で約1万1,400店舗を展開する。そして、大自然とアウトドア・ライフを背景に、REI社、エディー・バウアー社などのカジュアル・ファッション産業も盛ん。顧客サービスの規範を確立したと言われる高級デパート、ノードストロームもシアトルを基盤にアメリカ各地に進出を続けている。